【2025年版】WordPressカレンダープラグイン10選!機能・料金を徹底比較

WordPressサイトを構築する際、プラグインを導入すれば簡単に機能を拡張できますが、WordPress公式プラグインディレクトリには59,000種類以上ものプラグインが登録されており、カスタマイズの選択肢も非常に豊富です。

イベント管理や予約システムが必要なサイトでは、カレンダープラグインの導入が欠かせません。ただし種類が非常に多いため、自分のニーズに合ったものを選ぶのは簡単ではありません。

そこで今回は、人気のカレンダープラグインを実際にテストし、厳選したおすすめをまとめました。各プラグインの機能と価格をしっかり吟味して、WordPressサイトに最適なものを見つけましょう。

最適なWordPressカレンダープラグインの選び方

今回のリストを作成する上で、以下のポイントを重視してカレンダープラグインを選定・比較しています。

  • 機能 – ここに記載されたプラグインは、さまざまなタイプのサイトに対応する多彩な機能を備えています。各プラグインは実際に検証済みで、WordPressユーザーにとって有用であることを確認しています。
  • 互換性 – プラグインは、すべて最新のWordPressおよびPHPのバージョンに対応しています。 
  • 信頼性 – 各プラグインのダウンロード数とユーザーレビューを考慮しています。いずれも、WordPress公式ディレクトリまたは信頼性の高いマーケットプレイスから入手可能です。 
  • サポート – 過去3ヶ月以内に更新されており、何らかの形でカスタマーサポートを提供しているプラグインのみを選出しました。 

おすすめWordPressカレンダープラグイン10

それでは、WordPressサイトにカレンダー機能を追加するためのおすすめプラグイン10選をご紹介します。導入方法については、プラグインのインストール方法に関する別記事をチェックしてみてください。

1. Sugar Calendar

プラグインの基本情報:

  • 評価:5/5
  • おすすめ用途:会員制サイト、イベントサイト、WooCommerceストア、コミュニティサイト
  • 価格:年間$49〜$199または$449の一括払い

Sugar CalendarをNo.1に選出した理由はいくつかあります。WordPressダッシュボード内にシンプルな管理画面を備え、使いやすいフィルタリング機能も搭載。カレンダーウィジェットを使えば、クライアントやサイトの管理者がさまざまなイベントカテゴリーに基づいて過去・未来のイベントリストを表示できます。

イベントの日付と時刻のフォーマットも自由自在。さらにビジターコンバージョンモードを有効にすれば、イベントページが訪問者のタイムゾーンに合わせて瞬時に更新されるだけでなく、翻訳機能も備えているので世界に展開しているWebサイトにピッタリです。

ショートコードを使えば、WordPressサイトのフロントエンドにカレンダーを簡単に追加可能。カテゴリーとサイズのパラメータでカスタマイズもできますし、高度なパーソナライゼーション向けのカスタムコーディングもサポートしています。

主な機能:

  • 定期イベント機能
  • Google カレンダーなどのアプリケーションとの連携
  • Stripeを通じたイベントチケット販売
  • カスタムイベントリンク 
  • Zapierの統合 
  • 訪問者によるフロントエンドからのイベント投稿

デメリット:

  • 定期イベントやチケット販売などの高度な機能は、ProfessionalまたはUltimateプラン専用のプレミアムアドオンとして提供 
  • プレミアムアドオンは個別購入不可
  • 無料版なし

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2. The Events Calendar

プラグインの基本情報:

  • ダウンロード数:800,000+
  • 評価:4.7/5
  • おすすめ用途:イベントサイト、寄付サイト、ビジネスWebサイト、コミュニティサイト 
  • 価格:フリーミアム(有料版はライセンスあたり年間$99~) 

The Events Calendarは、対面・オンライン問わずあらゆるイベントを一元管理できる優れたカレンダープラグインです。無料プランでは、「月別」「リスト」「日別」の表示が利用でき、「週別」「写真」「マップ」「サマリー」の表示はProプラン限定機能となっています。

このWordPressイベントカレンダーは、イベントの魅力を効果的に伝えることで、エンゲージメントの促進と参加者の増加に貢献します。iCalendarとGoogle カレンダーとの連携により、訪問者はイベント更新を簡単に購読可能。さらに、プラグインのコードは開発者にとって扱いやすい設計となっており、高度なカスタマイズにも対応しています。

提供されるすべてのカレンダーデザインは完全レスポンシブで、DiviAvada.など主要テーマとも相性抜群。AJAX読み込み、キーワード検索機能、Google マップ連携、タイムゾーンサポートも利用できます。

主な機能:

  • 定期イベント機能
  • ショートコードとブロック 
  • ミニカレンダー表示、今後のイベント、カウントダウンなどの高機能ウィジェット 
  • 場所検索 
  • イベントマネージャー 
  • イベント会場検索 
  • 会場と主催者の専用ページ 

デメリット:

  • 無料版では基本機能のみ利用可 
  • 1つのWordPressサイトにつき1カレンダーしか作成できない

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3. Timely All-In-One Events Calendar

プラグインの基本情報:

  • ダウンロード数:90,000+
  • 評価:4.7/5
  • おすすめ用途:イベントサイト、ビジネスサイト、コミュニティサイト 
  • 価格:無料(プレミアムアドオンは年間$98から) 

TimelyのAll-In-One Events Calendarは、さまざまなWordPressサイト向けの優秀な無料プラグイン。軽量でモバイル対応、SEO最適化済みで、初心者でも簡単に使いこなせます。

このプラグインは単発イベントから無期限イベント、定期イベントまで、スムーズに作成・公開できるのが魅力。訪問者はタグ、カテゴリー、主催者、会場でイベントをフィルタリングできるため、頻繁にオンラインや対面のイベントを開催するWordPressサイトの運営者にうってつけです。

Google カレンダーやiCalendarへのインポート・エクスポートにも対応。イベント作成者には自分のタイムゾーンか、訪問者のタイムゾーンでイベントを表示する選択肢も提供されます。

主な機能:

  • 多言語対応のダッシュボード 
  • カスタマイズ可能なカレンダー&イベントテーマ 
  • 週別表示、月表示、議題表示に対応 
  • イベントの複製機能 
  • カテゴリーごとに色分けされたイベント表示 
  • メディアライブラリに対応 
  • ソーシャルシェアボタン 
  • カレンダーの購読機能 

デメリット:

  • サポートとナレッジベースが限定的 

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4. Modern Events Calendar

プラグインの基本情報:

  • ダウンロード数:100,000+
  • 評価:4.6/5
  • おすすめ用途:イベントサイト、ビジネスサイト、コミュニティ組織、宿泊施設サイト、eラーニングサイト 
  • 価格:フリーミアム(ライセンスあたり$75~) 

Modern Events Calendarは50種類以上の美しいレイアウトを備えた多機能なプラグインです。すべての表示モードがすべて完全レスポンシブ&モバイル対応で、さまざまなニーズに対応しています。

イベントチケットや宿泊施設を販売するWordPressサイト向けに、日付ベースの価格システムを搭載した予約・チケット販売機能を提供。さらに、QRコードモジュールとジオロケーション機能により、訪問者はイベント情報に簡単にアクセスできます。

ショートコードジェネレーターを使えば、WordPressページ全体にイベントを自在に表示可能。専用のレポートダッシュボードでしっかり追跡できるのも魅力です。

無料版でも定期イベント、複数日イベント、検索・フィルタリング機能を使えますが、Pro版へのアップグレードすると、高度な機能に加え、生涯にわたる自動更新と1年間のプレミアムサポートが提供されます。

主な機能:

  • フロントエンドからのイベント投稿 
  • 予約&チケット販売システム 
  • Facebookイベントのインポート 
  • Google カレンダーとGoogle マップの連携
  • WooCommercePayPalの統合 
  • 検索エンジン用の構造化データ(スキーマ) 
  • チケットステータスとダウンロード機能付きのユーザープロフィール 
  • フォームビルダー 

デメリット:

  • 無料版では.icsファイルのインポート不可 
  • チケット販売と予約システムはPro版限定 

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5. JetEngine Dynamic Calendar

プラグインの基本情報:

  • 評価:4.9/5
  • おすすめ用途:マーケットプレイス、イベントサイト、ディレクトリサイト、ECサイト、コミュニティサイト 
  • 価格:年間$43〜$888または$750〜$999の一括払い 

JetEngineは動的なWordPressサイト構築のための強力なプラグイン。カレンダーウィジェットには、画像・日付・場所・価格などのイベント情報を柔軟な機能が備わっています。

カレンダーウィジェットの豊富なカスタマイズオプションにより、好みに合わせて細かく調整可能。曜日の表示形式を設定したり、任意の月からカレンダーを開始するなど自在に変更できます。ナビゲーションの矢印、キャプション、曜日ラベルのスタイルを変更して、オリジナリティあふれるカレンダーに仕上げられます。

さらに、イベントをクリック可能にして、訪問者をランディングページやマップ、予約フォームへとスムーズに誘導することもでき、複数日のイベント表示や、過去イベントの非表示設定も簡単です。

JetEngineのダイナミックカレンダーはモバイルデバイスに最適化されたレスポンシブデザインを採用。カレンダーの表示ルール設定や、イベントを並べ替えるフィルタリングツールも追加できます。

主な機能:

  • カレンダーに各種メタデータを表示 
  • イベント詳細用のマップを追加可能 
  • イベントのフィルタリング機能 
  • 動的表示設定 
  • イベントの並べ替えと順序付け 

デメリット:

  • 無料版なし 
  • 使い方の習得に少し時間がかかる(チュートリアルは充実) 

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6. WP Simple Booking Calendar

プラグインの基本情報:

  • ダウンロード数:10,000+
  • 評価:4.6/5
  • おすすめ用途:サービスベースのビジネス、宿泊施設サイト 
  • 価格:フリーミアム(ライセンスあたり月額$39~) 

WP Simple Booking Calendarは、オンライン予約システムを求めるビジネス向けの優れたプラグイン。使いやすいインターフェースとレスポンシブなレイアウトを備え、凡例(ラベル)と月の名称は30以上の言語に対応しています。

複数のスケジュールを1つの統合インターフェースにまとめられるのも魅力。有料版にアップグレードすれば、一括日付エディターが利用可能になり、 Booking.comAirbnbなどのWebサイトとカレンダーを同期させることもできます。

WordPressサイトの所有者は訪問者に特定のカレンダー編集権限を付与して、特定の日付にマウスを合わせることで追加情報を表示させるなど、ユーザー体験を向上できます。検索ウィジェットと日替わり日機能も備わっているので、予約プロセスが格段に簡単になります。

主な機能:

  • 無制限のカレンダー作成 
  • ユーザー管理機能 
  • マウスホバー時のツールチップ表示 
  • カスタム凡例(ラベル)の作成 
  • WordPressマルチサイト対応 
  • バックアップと復元機能 
  • iCalendarのインポート / エクスポート 

デメリット:

  • カスタム投稿タイプではカレンダーが機能しない 
  • 一部の基本的な機能が有料版限定 

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7. My Calendar

プラグインの基本情報:

  • ダウンロード数:30,000+
  • 評価:4.5/5
  • おすすめ用途:ブログ、ビジネスサイト、コミュニティサイト 
  • 価格:フリーミアム(ライセンスあたり年間$59~) 

My Calendarはシンプルさと使いやすさが魅力のカレンダープラグイン。機能は比較的わかりやすく、カスタムカレンダーを作成してカテゴリー、ロケーション、作成者ごとに表示できます。

定期イベントのスケジュール機能や、カスタムテンプレート、便利なウィジェットが揃っており、優れたユーザー体験を実現。ショートコードジェネレーターを使えば、プラグインのカスタムビューも簡単に作成できます。

Pro版にアップグレードすると、訪問者によるイベント投稿や収益化が可能になります。イベントエディターから直接ブログ投稿を公開して、エンゲージメントと参加率アップも狙えます。.ics.csv形式からのイベントインポートにも対応しているのもポイントです。

主な機能:

  • 訪問者によるイベント投稿 
  • Google マップ連携 
  • 高度なイベント検索 
  • イベントインポートのスケジュール機能 
  • マルチサイトに対応 
  • ショートコードジェネレーター 

デメリット:

  • サポート体制が限定的であり返答に時間がかかる場合も 
  • 無料版にはレスポンシブモードが含まれていない 

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8. Calendarize it!

プラグインの基本情報:

  • ダウンロード数:12,000+
  • 評価:4.5/5
  • おすすめ用途:ブログ、イベントサイト、ビジネスサイト、ECサイト 
  • 価格:ライセンスあたり$29

Calendarize it!は豊富なアドオンライブラリを誇る優秀なカレンダープラグイン。WPBakeryなどの人気のページ作成ツールとシームレスに連携でき、テンプレートの構築も驚くほど簡単。Weglotなどの翻訳プラグインと組み合わせれば、多言語カレンダーも作れます。

ライセンスを購入すると無料のアドオンが無制限に利用でき、アコーディオン形式の今後のイベントウィジェット、アドベントカレンダー、作者フィルタリング、イベントカウントダウン、評価・レビュー機能など、魅力的な機能が満載です。

個別購入できる有料のアドオンはオンラインでチケット販売を行うWordPressサイト向けに提供されています。チケット販売の管理、決済の受け付け、イベント宣伝のための高度な機能を備えています。

無料版はありませんが、購入前に試せるデモ版が用意されており、ライセンスを購入することで6ヶ月のサポートが受けられ、今後のアップデートが利用可能になります。

主な機能:

  • 800種類以上のGoogle Fontsを含むビジュアルCSSエディター 
  • カスタムのタクソノミー(分類)ラベル 
  • イベントのマップ表示機能 
  • ソーシャルシェアパネル 
  • WooCommerceとEventbriteによるチケット販売 
  • 外部イベントソースの連携 
  • RSVP機能 
  • 複数の決済オプション 

デメリット:

  • 有料アドオンは$10〜$89で個別販売 

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9. EventON

プラグインの基本情報:

  • ダウンロード数:58,000+
  • 評価:4.5/5
  • おすすめ用途:ブログ、イベントサイト、ECサイト、ビジネスサイト 
  • 価格:フリーミアム(ライセンスあたり$25) 

EventONは、カスタマイズ性と美しさを重視するWordPressサイトに最適なプラグイン。終了日や時間の有無にかかわらず無制限のイベントを作成でき、すっきりとしたリスト表示が魅力です。

ZoomJitsiの連携、イベント参加モード、Live Nowアニメーション付きのイベントステータスなど、バーチャル・対面イベント両方をサポートする機能が充実。直感的なコントロールでイベントデータを整理できるインタラクティブなカードインターフェースも優れています。

ショートコードジェネレーターと複数の繰り返しイベントオプションで、簡単にカレンダーのカスタマイズが可能に。過去イベントの自動削除機能でカレンダーをいつも最新の状態に保てます。再利用可能なイベント主催者ウィジェット、健康プロトコールガイドライン、複数日イベント対応、RTL言語への対応なども見逃せない特徴でしょう。

主な機能:

  • イベント用アイキャッチ画像 
  • 単日・複数日イベント対応 
  • イベント参加モード 
  • Zoom・Jitsi連携 
  • ショートコードジェネレーター
  • 定期イベントオプション
  • 開発者向けのプラガブル(拡張)機能 
  • ソーシャルシェアアイコン 

デメリット:

  • ポップアップ機能付きのテーマを使用したWordPressサイトでバグ報告あり 

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10. Events Manager

プラグインの基本情報:

  • ダウンロード数:100,000+
  • 評価:4.3/5
  • おすすめ用途:ブログ、イベントサイト、宿泊施設サイト、ビジネスサイト、コミュニティサイト、ECサイト 
  • 価格:フリーミアム(サイトあたり$75) 

Events Managerはオンラインイベントの管理に最適なプラグイン。予約管理ツールで定期・複数日イベントの登録をスムーズに処理し、申し込みの承認・拒否やCSVデータのエクスポートも簡単です。

BuddyPressとの連携により、異なるタイムゾーンでのグループイベント対応、イベント活動の監視、訪問者によるイベント投稿が可能になるだけでなく、ページや投稿にカレンダーや登録フォームを追加するための豊富なテンプレートタグとショートコードも利用できます。

Events ManagerのPro版を購入すると、プレミアム機能とアドオンが使い放題に。PayPalやStripeなどの主要な決済ゲートウェイを介した支払いの受け付け、WooCommerceの連携、クーポンコードやカスタム予約フォームの作成が可能になります。

Proユーザーは専用フォーラムでより迅速なサポートを受けられます。有料ライセンスには1年間のアップデートが含まれているのも嬉しいポイントです。

主な機能:

  • 簡単なイベント登録 
  • 定期・長期イベントの作成 
  • 予約管理システム 
  • BuddyPress・Google マップ対応 
  • 全イベント用iCalフィード 
  • データプライバシー・WordPress GDPRの準拠 
  • 複数の決済オプション 

デメリット:

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まとめ

WordPressカレンダープラグインを導入すれば、イベント管理が格段に楽になります。プラグインによっては、イベントチケットの販売、訪問者情報の追跡、マーケティング活動の強化までカバー可能です。

無料で使えるカレンダープラグインをお探しなら、TimelyのAll-In-One Events Calendarがおすすめです。予算に余裕がある場合は、有料プラグインのトップ3であるSugar Calendar、The Events Calendar、Modern Events Calendarのいずれかを選ぶとよいでしょう。

どのプラグインを利用するしても、自分のニーズを満たし、コストパフォーマンスに優れたものを選びましょう。使いこなせない有料プラグインに余計な出費をするのは避けたいところです。この記事がお役に立てば幸いです。素敵なカレンダー機能で、WordPressサイトをさらに魅力的にしましょう!

Author
著者

Yūto Ōmura

イギリスから日本へ帰国後、翻訳者として8年従事。英国の大学ではメディア・映像を専攻し、以来、日英両言語にて10年以上複数のウェブサイトおよび動画メディアを運営。プライベートでは、料理をしたり、家族で小旅行に行ったりするのが好きです!